診療科紹介
腫瘍科
腫瘍科は、異常な腫れや体に出来たしこりなどを治療していきます。近年では、犬猫の寿命が延びることで、ガンの発生も増えてきていると言われています。同じ腫瘍でも個々で進行の程度や病態は異なるため、早期発見と適切な治療はとても重要になります。当院では、丁寧な検査と正確な診断をもとに、一頭一頭の病状にあった最適な治療を実施いたします。外科治療や抗がん剤治療が実施可能です。従来から使用されている治療法から最新の治療法まで、あらゆる選択肢を考慮し治療法を決定していきます。
病気例
リンパ腫、肥満細胞腫、乳腺腫瘍、軟部組織肉腫、扁平上皮癌、血管肉腫、組織球肉腫、脂肪腫、肛門周囲腺腫、骨肉腫など
循環器科
循環器科は、心臓や血管に関する異常を見つけて早期の治療を目指します。心臓の病気は、動物にとって重大な問題になることがあります。健康にみえても、実は心臓の病気が進行していることは多く認められます。当院では、血液検査、レントゲン検査、超音波検査などを、『ストレスのないように』に実施し、専門知識と経験による適切な治療をいたします。心臓病は日頃から気づきにくい病気です。咳が増えてきた、昔より活動的でなくなったなどの症状があれば、早めに動物病院に受診するようにしましょう。
病気例
僧帽弁閉鎖不全症、肥大型心筋症、三尖弁閉鎖不全症、拡張型心筋症、心源性肺水腫、肺高血圧症、心タンポナーデなど
皮膚科
皮膚治療において、ご家庭での様子はとても大切な情報となります。当院では、ご家族とじっくり話し合い、身体の内側と外側からトータルに診て最適で最新の治療法を、ご提示させていただきます。今治療しているけど良くならない、痒がっている、毛が生えないなどありましたら、一度ご相談ください。セカンドオピニオンも随時お受けしております。生活環境や食事、日常のケアまで、いろいろな面からアドバイスさせていただきます。
病気例
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、膿皮症、皮膚糸状菌症、ソアホック、脂漏症、マラセチア性皮膚炎、毛包虫症、皮膚型リンパ腫など
腎臓·泌尿器科
腎臓·泌尿器科では、腎臓の機能低下や膀胱の異常、排尿障害などを治療していきます。慢性腎臓病は特に猫で多く認められ、3頭に1頭は腎臓の病気で亡くなると言われています。腎臓病は長期に渡る治療が必要です。食事や薬、生活環境など多方面からのアプローチを提案し、治療を実施していきます。今は昔と比較して早期に腎臓機能の低下が判断できるようになっています。健康でも腎臓の機能が落ちてきている可能性もあるので、早期に発見して治療していくことが大事です。
病気例
慢性腎臓病、糸球体腎炎、膀胱結石、細菌性膀胱炎、特発性膀胱炎、尿道閉塞など
歯科
高齢になってくると、歯石や歯周病により口臭がでたり、口内炎ひどくなると痛みで食欲が低下することもあります。歯石取りや抜歯などの治療はもちろんのこと、日常の歯磨き指導や歯のケアについての相談も実施しております。特にウサギは歯のトラブルが多く、定期的に歯のチェックが必要です。口腔内の検査を実施して、必要であれば、歯を削る治療を実施していきます。
病気例
歯肉炎、歯周病、歯石、不正咬合、根尖膿瘍、乳歯遺残など
神経科
神経科では、発作や脊髄、脳の病気について治療をしていきます。けいれんが出る、頭を傾ける、同じ方向に傾いて歩くなどの症状が認めることが多く、これらの症状の原因を突き止め、治療していきます。神経の病気ではCT検査やMRI検査などの高度な検査が必要になることが多く、状態に応じて、それらの検査が可能な病院と連携して治療を実施していきます。またウサギでは、エンセファリトゾーンによる神経症状が問題になることも多くあります。
病気例
脳腫瘍、脳炎、椎間板ヘルニア、エンセファリトゾーン症、水頭症など
消化器科
消化器の病気は一般的な下痢や嘔吐などの軽度のものから免疫系の病気などの命に関わるものまで、いろいろな病気が考えられます。消化器科では胃腸だけでなく膵臓や肝臓、胆嚢などの臓器の疾患を治療していきます。年齢や症状、種類や状態などを考慮し、必要な検査のうえ診断·治療を実施しています。
病気例
急性膵炎、慢性腸症、腸閉塞、胆管·胆嚢炎、胃腸うっ滞、慢性肝炎など
不妊手術
健康な身体にメスをいれることに抵抗のない方はおられないと思います。それでも当院では避妊·去勢手術を強くおすすめしています。望まない妊娠出産の防止、発情ストレスの軽減などの理由がありますが、将来的に不妊手術をしないことによる病気を予防出来ることが一番の理由です。高齢になると麻酔のリスクも上昇しますので、若いうちに不妊手術を実施するのが理想です。(高齢になっても実施可能です。)当院では、しっかりとした術前検査を実施しており、安全に確実に不妊手術をしています。術後のフォローアップも丁寧に実施しております
不妊手術により予防出来る病気例
精巣癌、子宮·卵巣癌、子宮水腫·蓄膿症、乳腺癌、会陰ヘルニアなど
予防医療
今や動物医療の発達と共に動物の高齢化が進んでいます。人間と同じように健康寿命を延ばすためにも、健康診断や定期的な通院による病気の早期発見が大切です。動物病院に病気になってから行くのではなく、病気にならないために行くようにしましょう。またワクチン接種やノミ·マダニの予防、フィラリアの感染の予防など、動物にとって必要な病気の予防があります。当院ではいろいろな種類の予防薬を用意しておりますので、動物にあったお薬を提案させていただきます。